この記事では、無料VPNや信頼性の低いVPNに潜むリスクを具体例と公式根拠を交えて説明し、安全にVPNを選ぶための最低条件を整理します。
VPNはインターネット通信を暗号化し安全性を高める技術ですが、すべてのVPNが安全ではありません。特に無料VPNや匿名性を強調するサービスには通信ログの販売や情報漏洩などのリスクが潜んでいます。この記事を通じて、何が危険なのか、なぜ危険なのか、安全なVPNを選ぶ基準がわかります。
これらを2025年時点の情報をもとに整理します。

VPNの基本と誤解されやすいポイント
VPNの仕組みと役割を整理し、誤解されがちなポイントを解説します。
VPNとは何か
VPNは Virtual Private Network(仮想専用ネットワーク)の略で、通信を暗号化し経由させることでプライバシー保護やセキュリティ強化を実現します。主に公共Wi-Fi使用時や地域制限回避に使われます。
VPNが万能と誤解される理由
「完全に匿名になる」「通信内容を誰にも見られない」などの誤解がありますが、VPNは中継サーバーを通して通信するだけの仕組みであり、VPN事業者自体がデータを扱う点は忘れてはいけません。
危険なVPNの特徴と具体例
ここでは なぜ特定のVPNが危険とされるか、そしてその具体例を整理します。
危険性が指摘されやすいVPNの共通点
以下のような特徴はリスクの高いVPNに共通します。
- 運営会社情報が不明
- ノーログポリシーの裏付けがない
- プライバシーポリシーが曖昧
- 過剰な権限要求や広告挿入多用
- 本社やサーバーが情報提供義務のある国家に所在
これらは 即「悪」ではありませんが、相対的にリスクが高い傾向 と言えます。
無料VPNが抱えやすい構造的リスク
無料VPNは収益化のため通信ログの販売や広告表示、トラッキングなどを行うケースがあり、安全性が不透明になることがあります。多くの場合、セキュリティやプライバシーが犠牲になりやすい 特性があります。
具体的に危険視されるVPNリスト
以下は、利用者が注意すべきとされがちなサービス例です(私が調査した実体験および公開情報から整理)。
- X-VPN
- Ostrich VPN
- VPN Proxy Master
- Turbo VPN
- VPNIFY
- Hola VPN
- VPN Proxy AppVPN
これらのVPNはノーログ表記でも警告がある、運営情報が曖昧、海外法令リスクが強い という傾向があります。
VPN運営国・国家法がリスクに与える影響
VPN事業者はその国の法律に従い通信データを扱う義務があります。ここを理解することが安全なVPN選びに不可欠です。
国家情報法(National Intelligence Law)の影響
C国の国家情報法などでは、企業や個人に対し当局への情報提供を義務付ける制度があり、通信データが第三者に提供される可能性があります。この制度は通信のプライバシー観点でのリスク要因です。
サイバーセキュリティ法とデータ提供義務
VPN事業者がデータを保管・提供するタイミングは、法的要求に応じて発生することがあり、ノーログポリシーであっても例外が存在します。利用者は運営国の法制度やデータ提供義務の有無を確認する必要があります。
安全なVPNの選び方と最低条件
危険VPNを避けるだけでなく、安全に運用できるVPNを選ぶための基準を提示します。
最低限チェックしたい5つの基準
VPNは通信を暗号化しますが、通信は必ずVPN事業者を経由します。つまり、匿名性の担保は VPN事業者の信頼性に完全に依存します。
安全性を担保する上で以下の5点は最低限確認しましょう。
- ノーログポリシーを公開・第三者監査済み
- 運営会社情報が明確
- キルスイッチ機能がある
- 過度な広告やトラッカーを含まない
- 透明性のあるプライバシーポリシーがある
これらを満たしていないVPNは避けるべきです。
有料VPNの安心点
有料VPNは支払いという対価がある分、運営の透明性や監査実績が公開される傾向 が高く、結果として安全性が高くなる傾向があります。
無料VPNを使う上での注意点
無料VPNは手軽ですがプライバシーや通信ログの取り扱いが不透明になりやすいため、本当に必要な場面以外では推奨できません。
実体験談:VPN選びで陥った失敗と学び
私が過去に某無料系VPNを使っていた際、某無料系VPNが通信ログを第三者へ販売していたという事件がありました。プライバシーポリシーに反して通信ログを保持していたことを知り、その無料VPNを安心して使えなくなった苦い経験 があります。
この経験は、「有名だから安全」とは限らないという大きな教訓となりました。
FAQ
- Q無料VPNは絶対に危険ですか?
- A
すべてが危険とは限りませんが、無料は安全ではない という認識を持つのが重要です。詳細なプライバシーポリシーと運営情報を必ず確認してください。
- Qノーログポリシーって本当に信頼できますか?
- A
ノーログポリシーは表記だけでは信用できません。第三者監査済みかどうか や公開情報による裏付けを確認する必要があります。
- QVPNは安全性にどれくらい寄与しますか?
- A
適切なVPNは通信の暗号化とプライバシー保護に大きく寄与しますが、万能ではなく他のセキュリティ対策と併用するべき です。
まとめ
危険なVPNには共通する特徴があり、無料VPNや運営情報が不明瞭なサービスは非常にリスクが高いです。安全なVPNを選ぶためには 最低限のチェック基準を確立し、それを満たすサービスを選択すること が最も重要です。本記事を VPN 選定の判断材料として活用してください。
最後に自己責任系VPNの名前と理由のリスト
自己責任系のVPNは無料のものが多いです。もちろんこれから紹介するVPNも無料のものがほとんどです。安全には対価として代金を支払う、これはVPN以外ことにも言えることです。
X-VPN
- IPや位置情報など多数のデータ収集の可能性があります
- C国系と指摘されるケースがあります
Ostrich VPN
- ノーログを謳っていますがデータ収集や共有の指摘があります
VPN Proxy Master
- プライバシーポリシーのコピペ疑惑があります
- 接続日時・デバイス情報などを収集をしています
Turbo VPN
- 法的要請があればデータ提供の可能性を明記しています
- 第三者監査を実施していないです
VPNIFY
- 企業実態が不明です
- IP、端末ID、接続日時の記録を明記しています
Hola VPN(無料版)
- P2P型で他人にIPを使われる可能性が強くあります
- 商業利用への帯域販売の過去実績があります
VPN Proxy AppVPN
- 過剰な権限要求があります
- 高い脆弱性や追跡そしてマルウェアとしての報告があります
検証や外部の報告から懸念が示されているVPN一覧(2025)
※ 上記VPNはすべて「危険」と断定するものではありませんが、プライバシー重視の用途では慎重な判断が必要です。
| VPN名 | 主なリスク | 危険度 | 無料 | 注意点 |
| Hola VPN(無料版) | IP共有、P2P | ★★★★★ | 〇 | 他人の通信にIPを使われる |
| VPN Proxy AppVPN | 過剰権限の要求 | ★★★★★ | 〇 | 位置情報と音声取得 |
| X-VPN | ログ収集疑惑 | ★★★★☆ | 〇 | プライバシーポリシーが曖昧 |
| Turbo VPN | 情報提供の可能性 | ★★★★☆ | 〇 | 監査なし |
| VPNFY | 運営実態不明 | ★★★★☆ | 〇 | ノーログの定義が不明 |


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