この記事では、Google PageSpeed InsightsによるPerformanceスコア(Core Web Vitals を含む)の意味を理解し、Cocoonテーマ環境で60点台から90点以上を達成した実体験ベースの改善手順を紹介します。
検索順位・ユーザー体験・AdSense収益性を同時に高めたい方に最適です。

注意:スコア改善の落とし穴
PageSpeed Insightsは点数ゲームではありません。
高いことでデメリットはありませんが、それでユーザー体験がないがしろにされてしまうのは話が違います。
無理にスコアを上げようとした場合、次のような副作用が出ることがあります。
- 広告を削りすぎて収益が落ちる
- 必要な機能まで削除してユーザー体験が悪化する
- 過度な最適化でサイトが不安定になる
重要なことは、ユーザー体験を改善した結果スコアが改善されることです。
結論(最短手順)
私の場合この手順でパフォーマンススコアが62から97へ伸びました。
- 全ての画像をWebp+遅延読み込みにする
- 不要プラグインの削除(効果絶大)
- CSSとJSを遅延や最適化(あまり変化なし)
- 広告や画像の位置や高さを最適化する
この4つを行えば、スコアは確実に上がると思います。
「全部もうやった」という方はブラウザバックをしてください。
PageSpeed Insights はなぜ重要か?
PageSpeed Insights(PSI)はGoogle が提供するWebページ速度とユーザー体験(User Experience)を評価する公式ツールです。
URLを入力するだけで、モバイルまたはデスクトップごとに 0〜100のスコアを算出し、改善点を具体的に提示します。
スコアが90〜100なら良好、50〜89は改善余地あり、0〜49は重大な問題ありと目安が示されています。
Core Web Vitals がSEOで重要な理由
PageSpeed InsightsのスコアはCore Web VitalsというGoogle検索評価指標です。
これらはユーザー体験(UX)に直接影響し、検索結果の評価要素としても重要視されています。
主にLCP/INP/CLSという項目がスコアに関わってきます。
LCP (Large Contentful Paint)
ページ内で最大のコンテンツが描画されるまでの時間です。目安は2.5 秒以内と言われています。遅い場合は画像や大きな動画の最適化で改善がみこまれます。
INP (Interaction to Next Paint)
ユーザーが操作した際の反応速度です。200ミリ秒以下が理想とされています。
JavaScript処理の最適化で改善が可能です。
CLS (Cumulative Layout Shift)
コンテンツの視覚的なズレ(レイアウト変更)の大きさです。0.1 以下が良好基準です。
広告や画像の高さ指定が不足すると悪化しやすいです。
この記事で解決すること
本記事は実体験ベースで次のことを解決していきます。
- PageSpeed Insights Performanceスコアが低い原因
- Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)の仕組み
- Cocoonテーマでの具体的改善手段
- 広告を載せつつ高速化する共存化
- 改善のBefore → Afterの数値例
検証環境
改善手段の再現性を高めるため、主要な環境を明示します。
- WordPress + テーマCocoon Child
- XServer レンタルサーバー
- モバイルPageSpeed Insights測定
- Adsense広告あり
Performanceスコアが低い主な原因
一時的なスコア低下は表面的ですが、根本原因はLCP・INP・CLSの要素が構造的に最適化されていないこと です。
LCPの悪化原因
- 大きな画像ファイル
- レンダーブロッキングJavaScript / CSS
INPの悪化要因
- 大量のJavaScriptの初期読み込み
CLSの悪化要因
- 高さ指定のない画像や広告
実例:Cocoonでの改善手順
手を動かすべき順番と内容を示します。優先度順に実施することで必ず改善につながります。
手順①:画像の最適化(最優先)
- 画像をWebpに変換
- Lazy Loadを有効化
画像はWebPに変換圧縮し、Lazy Loadで遅延読み込みを導入します。体感速度とLCPが改善します。
大量の画像のWebp化に関してはプラグインで処理できます。
しかし、PhotoShopやGIMPなどでリサイズやクオリティを調節することで、一桁KBの画像に変更できるのでおすすめです。
手順②:プラグインの整理
ここが最も効果が大きかったです。
当時入っていたプラグインは、Contact Form 7、Redirection、Site Kit by Google、XML Sitemap Generator for Google、Yoast SEOです。
この中で重複機能やいらないJavaScriptを大量にこさえるものを削除しました。
- Site Kit by Google (スクリプト過多)
- Yoast SEO (Cocoonと機能重複が多い)
これらを停止または削除することで不要なJavaScriptを一気に削減できます。スクリプト縮小化により初期ロードを軽減できました。
手順③:CSSやJavaScriptの最適化
これらは全てCocoon上で行うことができます。体感速度はあまりかわりませんし、改善というよりも最適化と言った方がいいかもしれません。
Cocoonでの設定場所は高速化にあります
- 「縮小化」にあるCSS縮小化とJavaScript縮小化にチェックをいれてください。
- 「Lazy Load設定」にあるLazy Loadにチェックしてください。defer的な挙動になります。
- 「Googleフォントの読み込みを遅延させる」にチェックします。
「レンダリングを妨げるリソースの除外(defer/async関連)」の多くが解消されます。
改善結果(Before → After)の数値を比較
実際に測定した改善の効果を数値で示します。色々試した結果がこうなりました。
| 指標 | Before | After |
|---|---|---|
| Performance | 62 | 97 |
| LCP | 4.1 秒 | 2.0 秒 |
| INP | 遅延 | 良好 |
| CLS | 0.18 | 0.05 |
この数値の変化は明確な改善がなされたと言えないのではないでしょうか。

解決:本当に効いたポイント
一番効果があった対策はプラグインの削減です。
- Yoast SEO
- Site Kit by Google
特に役割かぶりをしていたこの2つを停止しただけで、かなりの改善がなされました。おそらく初期ロード時の大量スクリプトの読み込みが原因だと思います。
失敗ポイントと対処
こういった問題は再現性がないと後々困ることになります。
そのためなぜこうなるのかを記録すると良いと思います。
- 失敗①:一気に設定を変えすぎる
一度にすべての改善をすると、何が原因でスコアが低いのかがわからなくなります。 - 失敗②:スコアだけを追う
あくまでもユーザー体験を改善した結果、スコアが改善されたという形が望ましいです。
チェックリスト
- 画像はWebp化されている
- Lazy Loadが有効になっている
- 不要なプラグインが削除されている
- JavaScriptが遅延読み込みされている
よくある質問(FAQ)
- QPageSpeed InsightsのスコアはSEOに影響しますか?
- A
はい、影響します。Core Web VitalsはGoogle公式のランキング要因です。
- Qスコアを90点以上にするには何が重要ですか?
- A
最優先はLCPを改善です。画像最適化+不要なJavaScriptの削減+不要なプラグイン削除が最短ルートです。
- QCocoonでも高速化できますか?
- A
Cocoonはもともと高速です。むしろ標準機能だけでもかなり強いテーマです。
まとめ
PageSpeed Insightsの改善はテクニックではなく設計です。
- ユーザー体験を改善する
- 無駄を削る
- 表示を安定させる
PageSpeed Insightsのスコアは「単なる数字」ではありません。
Core Web Vitalsを構造的に改善することはユーザー体験の向上であり、検索順位、AdSense 収益性の向上につながります。
Cocoonテーマなら 90 点以上は十分に達成可能です。
リファレンス
Google公式 Google PageSpeed Insights公式:
https://pagespeed.web.dev/
Google公式 Core Web Vitals:
https://web.dev/articles/vitals?hl=ja


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