- macOSのSideCar機能を使ってみる
- SideCarで設定する方法
- サブディスプレイとして同期・拡張が簡単にできる
目次
macOSとiPadでSideCar
ゲームをする上で「ちょっとサブディスプレイがあると楽だなあ」と思うことが増えてきました。
かといってゲームを少し便利にするために1万5千円も出すのは少し筋違いなところもあると感じました。
そこで「そういえばAppleがiPadをサブディスプレイとして使える機能を追加していたな」ということを思い出しました。
それがSideCarでした。
SideCarの設定は簡単
SideCarの設定はとても簡単で説明することすらないようなものです。
- MacとiPadを同じネットワーク上におく
- 両方とも同じApple アカウントに接続しておく
- macOS Catalina以降、iPadOS 13以降
これが最低限必要とされる条件です。
一応、SideCarを利用できる最低限必要なスペックや対応機種を表にしておきたいと思います。
Mac側(macOS Catalina以降) | iPad側(iPadOS 13以降) |
MacBook Pro (2016以降) | iPad Pro (全モデル) |
MacBook (2016以降) | iPad (第6世代以降) |
MacBook (2018以降) | iPad mini (第5世代以降) |
iMac (Retina 5K, 27inch, Late 2015) | iPad Air (第3世代以降) |
iMac (2017以降) | |
Mac mini (2018以降) | |
Mac Pro (2019以降) | |
Mac Studio (2022以降) |
Mac側もiPad側も条件が揃っていれば簡単にSideCarができます。
SideCarの仕方
画面右上の【コントロールセンター】を開きます。

コントロールセンターの右上の方にある【画面をミラーリング】をクリックします。

画面ミラーリングをクリックすると、画面ミラーリングの種類を選ぶことができます。スクリーンショットではiPadとApple TVが表示されています。今回はiPadの方を選びます。

iPadを選ぶと今度はミラーリングするか拡張ディスプレイかを聞いてきます。ミラーリングは今見ているディスプレイと同じ画面を映すことができます。今回は別の画面を見たいため、【拡張ディスプレイとして使用】を選択しました。

そうすると、このように別々の画面を表示することができます。画像では分かりませんが、マウスポインタも画面外へ移動するとiPad側へ移ることが確認されています。

ただし、iPad側は左にあるサイドバー以外はタッチに反応しなくなります。Apple Pencilがあればクリックに対応するそうなのですが、残念なことに持っていませんでした。
SideCarならばMacのブラウザを一瞬でiPad側へ送ることができる
スクリーンショットを撮り忘れましたが、SideCarでiPadをサブディスプレイ化しているときに、MacのブラウザをiPadへ送ることができます。
方法は次の通りです。
- Mac側のブラウザのフルスクリーンボタン(緑)にカーソルを合わせる
- 【iPadへ移動】と表示されるので選択する。
という簡単な操作でMacで読んでいて、見ながら何かを作業したいときに、すぐ使える技もあります。
SideCarの切断の仕方
SideCarの切断の仕方も簡単です。iPad側の左サイドバーの一番下にある〼ボタンをタッチすることで終了します。
SideCarの使い心地
家に使わないiPadがあるのならば、これほど優秀で手頃なサブディスプレイはないと思います。
ただ不満点はいくつかあります。
- iPadはタッチスクリーンなのにタッチできないこと
- クリックするにはマウスかApple Pencilが必要なこと
- 縦画面には対応していないこと
iPadであるというからにはこの3つは若干ストレスに感じました。
とはいえ、サブディスプレイとして優秀であることは変わりません。今まで使ってきませんでしたが、これから頻繁に使うことになるかと思います。
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